状況見ながら対応を協議へ

対策本部で状況について話す長野市長

 別府市は6日午後6時、新型コロナウイルスの感染者が確認されたことを受けて、対策本部会議を市役所で開いた。別府市内での感染確認は4月3日以来、125日ぶりで、4人目。
 長野恭紘別府市長は「全国的にも感染拡大がなされているが、他都市と比べても、別府市は観光地という特性上、感染者の確認がなされることは十分、想定をして市民に対して感染予防についても啓発をしてきた。感染経路や濃厚接触者の状況によっては、学校施設やその他公共施設の消毒や開催予定のイベントの延期、中止にも踏み切る可能性がある。今後の推移を見守って、状況に応じた対応を一緒になってやっていきたい。4連休中は観光客も多かった。お盆のシーズンにも入ってくる。お盆の期間中に帰省する方や観光客がお見えになる可能性も否定できない。そういったこともしっかりと頭に入れながら、市民の安全・安心、帰省された方、観光客の安全・安心を守っていくこと。それぞれの持ち場でしっかりと対応してもらいたい」とあいさつ。
 会議終了後、記者の質問に答えた長野市長は「とにかく、感染経路と濃厚接触者が重要だと考えている。現在は詳しい状況が分かっていない。みんなで情報を共有して対応することが大切。感染対策をしっかりしながら、経済活動もしていかないといけない」との考えを示し、状況によって公共施設の休止やイベントの中止などの対応も検討していくとした。
 また、長野市長は、市民に向けて改めて「身の回りにウイルスが存在することを前提に、第2波への警戒を怠ることなく、マスクの着用や手洗いの徹底、身体的距離の確保など基本的な感染防止対策に加えて、3つの密を避け、人との接触を出来るだけ減らす『新しい生活様式』の徹底を改めてお願いします。感染者や、医療従事者、その家族や支援する人を温かい気持ちで支え合いながら、皆で力を合わせて乗り越えていきましょう」とメッセージを発信した。

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