九州内自販機1万台で啓発

九州内1万台にステッカーを、3台にマスクも販売する
ラッピング自販機が登場(写真は別府市内の自販機)

 新型コロナウイルス感染症の予防対策として、人との距離を保つため、一般社団法人別府市産業連携・協働プラットフォームBーbizLINKが4月から展開している「ソーシャル・ディスタンシング」プロジェクトへの賛同の輪が広がっている。
 「別府温泉」をイメージして、温泉マークの湯気を人に見立て、離して配置することで「人と人との距離の確保」を表現したり、応援メッセージを集めて、湯気がのぼるようにメッセージが流れる「アンド・フロー」プロジェクトなどを行っている。
 今回、自販機総合オペレーション会社の高原ミネラル株式会社(宮崎県)の協力で、アサヒ飲料株式会社、大塚製薬株式会社の九州内の自動販売機1万台に啓発ステッカーを掲示することになった。ステッカーを貼るのは、宮崎県3千台、大分県千台、福岡県1500台、熊本県2千台、鹿児島県1700台、長崎県400台、佐賀県400台。
 宮崎県、大分県、福岡県内に各1台ずつ、計3台に、自販機全体にラッピング。その自販機では、ロゴマークを使用したマスクも販売。マスクの売上金の一部は、「別府市新型コロナウイルス感染症おもいやり基金」に寄付される。
 また、ビービズリンクでは、「BEPPU ONSEN KEEP DISTANCING」グッズとして、マスク、Tシャツ、バッグをえきマチ1丁目別府BIS南館のワンダーコンパスで販売しており、売上金の一部は基金に寄付される。
 別府温泉の「はなれていても、あったかい」のキャッチコピーが九州内に広がり、お互いに思いやりを持ちながら、感染予防を呼びかける。

コメントを残す