明治安田生命保険相互会社は19日午後3時半、杵築市役所を訪れて新型コロナウイルスの感染予防対策として31万3500円を寄付した。
同社は、社会貢献活動として「地元の元気プロジェクト」を展開している。今回、新型コロナで全国的に対策が求められている中で「私の地元応援募金」を募った。社員が出身地や勤務地、以前勤務した経験がある地域などに寄付を行い、会社からの資金と合わせて自治体やNPO団体などに対策費として寄付をしている。
杵築市では、今回もらった寄付金で地元の中野酒造が製造したアルコール消毒液を購入し、市内の医療機関や介護施設、学校、保育施設に設置することにしている。また、明治安田生命も寄付とは別に中野酒造のアルコール消毒液を購入しており、オリジナルラベルを貼ったスプレーボトルに入れて取引先などに配布。定期的に訪れて消毒液を足すという活動もしている。
贈呈式には、杵築営業所の倉本邦彦所長、伊藤綾香さん、大分支社の藤見俊哉市場統括部長が出席。倉本所長が「『確かな安全をいつまでも』を経営理念として、数年前から地域社会に少しでも貢献をしようと活動をしてます。今年は、自治体や団体と連携して、地域活性化や地元の課題解決の取り組みをしています。連携することで、地域が少しでも元気になればと思います」とあいさつ。永松悟杵築市長に目録を手渡した。
永松市長は「ワクチンが出来るまでは、マスクの着用、ソーシャルディスタンスをはかること、消毒をやり続けるしかない。協力に感謝します。健康面で今後も協力をしていければ」とお礼を述べた。