警察の仕事など学ぶ

中西進山の手交番所長と敬礼をする児童

 西部地区公民館(栗本功館長)の地域教育力活性化事業「夏休み子どもひろば」の「おしえて、おまわりさん!交番のお仕事」が10日午前10時、同地区館体育館で行い、児童8人、保護者4人が参加した。
 講師は、山の手交番の中西進所長、吉成直人巡査長。
 はじめに、中西所長があいさつし、児童一人ひとりに敬礼の仕方を教えて、実際に行った。
 続いて、吉成巡査長がチラシなどを使ってネット犯罪について「インターネットやSNSで知り合った人に、写真や個人情報を送らないようにしましょう。ネットの世界は危険と隣り合わせです」と説明。また、怖い目に遭わないために「イカのおすし」を▽イカ=「行かない」知らない人について行かない▽の=「乗らない」知らない人の車に乗らない▽お=「大声を出す」助けてと大きな声を出そう(防犯ブザーを持っていたら鳴らそう)▽す=「すぐにげる」怖かったら大人のいる方にすぐ逃げる▽し=「知らせる」どんな人が何をしたのか家の人に知らせる―と説明した。
 水分補給などした後、中西所長から児童一人ひとりに車両とキャラクターのシールが入った「ちびっ子ポリス手帳」を手渡した。その後、警察の仕事を紹介した。
 続いて、同地区館の駐車場に来たミニパトの前で写真を撮り、ミニパトに乗った。また、トランクに積んでいるカラーコーン、ヘルメット、巻き尺などの資器材を説明した。
 体育館に戻り、児童と保護者に護身術を教えて、最後、児童に信号機のない横断歩道を渡る際の「とんとん止まれ」をして終わった。
 参加した山崎朔汰さん(7)は「将来、警察官になりたい。見た目がかっこいい。ミニパトに乗れて、楽しかった。『イカのおすし』や『とんとん止まれ』を守る」と話した。
 吉成巡査長は「事件や事故、不審者情報があり、子どもたちだけで遊ぶときもあるので、十分に注意してほしい。このような講話で、警察官の仕事に理解をしてほしい」と述べた。

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