別府市美術協会(荒金大琳会長)は「第63回別府市美術展」を9月6日まで、別府市美術館2階で開催している。入場無料。前期は8月30日まで、午前10時から午後5時までだが、30日のみ受賞式終了後まで。後期は9月1日から6日まで、午前10時から午後5時、6日は午後4時まで。大分県、別府市、別府市議会、別府市教委、別府市観光協会、別府商工会議所、今日新聞社など後援。
前期は、日本画45点、工芸彫刻11点、写真28点が並び、来場者は力強さや繊細な筆使いの日本画、立体的で細かい造形までこだわった工芸彫刻、一瞬の風景や子どもの笑顔などの空間を切り取った写真などを見ていた。
展示されている作品を見た後藤ミノルさん(82)は「以前、油絵をしていたので、日本画などを見たら刺激を受けて描きたくなった。本当に素晴らしい作品ばかりでした」と話した。
写真部門に「黄金の波紋」を出展しONSENツーリズム賞に輝いた藤原岑生さん(85)=カメラ歴20年以上=は「太陽の位置や高さなど、偶然が重なって撮れたもので感動した。『継続は力なり』という言葉があるように、諦めずに撮ってきて良かった」と話している。
今後は、授賞式が30日午後1時30分、後期(9月1日~6日)は、同所で洋画34点、書道100点が並ぶ。
受賞者は、授賞式終了後に掲載する。