日本政策金融公庫別府支店長

“繋ぐ”使命感を持って

和田(わだ) めぐみさん(53)

 今年8月、香川県高松支店長から別府支店長に就任した。
 「別府勤務はもとより、九州での勤務自体が初めて。大分県は高校卒業以来30年振りに帰ってきた。街中に外国語の案内があり、別府を訪れる人への歓迎の気持ちが感じられ、国際色豊かな街になっていて驚きました。でも、子どものころに連れて行ってもらったラクテンチが見えて、共同温泉も現役で古いものがそのまま残っていて懐かしく温かい気持ちになりました」と話す。
 日本政策金融公庫について「新たな事業を始める方、7月の豪雨災害や東日本震災などの災害や新型コロナウイルスの影響など経営環境の変化に対応する方などの資金需要に、少額からお応えします。国民生活事業は、地域の身近な金融機関としてお子さまの入学資金などを必要とする皆様への教育資金融資も行っています」と説明した。
 別府支店について「国の政策と事業に取り組む方々などとを“繋ぐ”という使命感を持って、お客さまのニーズにお応えしようと努めています。創業・新事業、事業再生、事業承継、ソーシャルビジネスなどの支援を通じて事業の成長、持続をサポートし、地域の活性化に貢献していきたいと考えています」と話す。
 別府支店の管内は別府市、中津市、九重町など7市3町1村。
 昭和41年生まれ、大分市出身。平成元年3月、お茶の水女子大学卒業。同年4月に日本政策金融公庫に入庫。振り出しは本店広報室だった。横浜支店、横浜西口支店、小田原支店、五反田支店、高松支店などで勤務した。
 趣味は、旅行。最近は遠くに行けなくなってきたので、国内派。別府は温泉と海、そして青々した緑の山に恵まれた最高の癒し空間。
 好きな言葉は「天は自ら助くる者を助く」。高校時代、英語の授業で先生から教えてもらった。困ったこと、難しいことに直面したとき、まずは自分が頑張らないとどうにもこうにも始まらない、と自らを叱咤している。

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