自らデザインしたTシャツ販売で寄付

自らデザインしたTシャツを販売して益金を別府市に寄付した脇さん(左)

 別府市出身で、東京パフォーマンスドールのメンバーとして関東を中心に活躍しているツーリズム別府大使でもある脇あかりさん(22)が3日午後1時半、長野恭紘別府市長を訪れて新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ別府観光に役立ててほしいと40万1710円を寄付した。
 脇さんは自粛期間中に、SNSなどで別府の現状を知り、何か出来ることはないかと考え、オリジナルTシャツを販売して、その益金を寄付することを思い立った。真っ白なTシャツの胸の部分に自身をイメージした女の子に地獄めぐりをイメージして角をつけ、目の部分には「別府人」を表す「BEPPER」の文字を入れた。
 デザインから発注、商品の梱包、発送作業のすべてを自分でしたという。約140着を作り、1週間限定で販売した。
 脇さんは「普段でも使ってもらえるようにとTシャツにしました。デザインは苦手で、一番悩んだところ。自分が動くことでみんなが動いてくれるのを感じた。観光地なので、少しでも多くの人にまた来てもらえるようになるとうれしい。これからも、大分県や別府市の魅力を発信していきたい」と笑顔で話した。
 長野市長は「別府愛あふれるTシャツを作り、多額の寄付をしていただき、ありがとうございます。脇さんが全国で活躍する姿を見て、みんな力をもらっていると思う」とお礼を述べた。

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