トンボの写真45点を展示

佐藤さくらさんが11年間撮ってきた写真を展示

 別府大学創立70周年記念および豊後高田市の田染荘重要文化的景観選定10周年を記念して写真展「田染荘のトンボ―トンボの眼さくらの眼―」が10月3日まで、別府大学佐藤義詮記念館ギャラリーホールで開催している。開館時間は午前9時から午後5時。土曜日は午後1時まで。日曜と祝日は休館。後援は豊後高田市教育委員会。入場無料。
 写真は、同大学歴史文化総合研究センター非常勤事務員の佐藤さくらさんが2009年から撮り続けたものの中から、45点を展示している。きっかけは、08年に田染荘を重要文化的景観に指定する報告書の作成する際、田染荘の自然としてトンボを撮影した。これまで51種類のトンボを確認している。
 オープニングセレモニーで、飯沼賢司別府大学学長が「今年度最初のギャラリーホールでの開催。さくらさんから学生がまだ来れる時期に開催したいという強い要望を受けて、この時期に展示を開始となりました。08年から文化的景観の調査をしており、自然の分野も大事なので、さくらさんに話をした。毎年、決まった時期に調査をしてきた。トンボとさくらさんの両方の目で自然を見てきた成果が、ここに展示されている」。
 佐藤さんは「どれだけトンボに関心があるか分かりませんが、夏と秋のイメージがあります。実は、4月から11月下旬までいます。皆さんに分かりやすく見てもらうように、展示を配置しています」とあいさつした。
 会場には、春夏秋冬のトンボの他に遊び心満載の「擬態」(トンボを探すクイズ有)、トンボ以外の生物との一期一会などがある。

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