93歳女性、被害額3百万円

 別府警察署は25日午後0時10分、特殊詐欺(預貯金詐欺)被害の発生を発表した。
 同署によると、23日午後0時ごろ、市内在住の無職女性(93)宅に、市役所職員を名乗る男から「健康保険料の払い戻しがある。どこの口座に振り込めばよいか」などと電話がかかった。その後、金融機関の職員を名乗る男から「通帳が使えなくなる。新しい通帳に切り替えなければならない。今からうちの者を行かせる」などと電話があった。午後0時30分ごろ、女性宅を訪れた男に通帳2通とキャッシュカード2枚を渡し、だまし取られた。
 女性が「おかしい」と感じて25日午前、1つの金融機関に連絡。その金融機関から別府署に通報があった。
 同日午後0時10分の時点、電話をしていない金融機関の口座から300万円が引き出されている。
 同署は「お金が絡む電話はすべて詐欺。相手から言われるままに行動せず、電話を切って、家族や警察に相談して下さい」と注意するよう促している。
 また、23日には市内の複数の高齢者宅に同様の電話がかかっており、同署は注意を呼びかけていた。

コメントを残す