県別府土木事務所が優良工事表彰

令和元年度に終了した工事を対象に優良3社を表彰

 大分県別府土木事務所(高橋浩一所長)は28日午前10時、同事務所で令和2年度の優良建設工事表彰を行った。
 別府土木事務所館内の一般土木工事において、令和元年度に完了した設計金額800万円以上の工事を行った業者が対象。A、B、Cの各級から1社ずつ選ばれるもので、工事成績評定点が80点以上の工事で、指名停止や不法行為、該当する工事において地元や地権者等とトラブルがないかなどを総合的に判断する。表彰式には、会社の代表と共に現場代理人も出席をする。
 今回表彰されたのは、▽A級の部=平成30年度砂防堰堤工事(別府市南立石・板地川)、株式会社後藤工務店(後藤憲志社長、田原博之現場代理人)▽B級の部=令和元年度急傾斜地崩壊対策工事(杵築市大字猪尾・小猪尾地区)、株式会社杵築建設(麻植義雄社長、工藤優輝現場代理人)▽C級の部=平成30年度急傾斜地崩壊対策工事(杵築市大字八坂・生桑地区)、有限会社富来造園土木(富来孝之社長、大濱英樹現場代理人)。
 高橋所長が各社の代表に表彰状を手渡して「創意工夫をして環境に配慮するなど優秀な業者を表彰するものです。7月の豪雨や台風10号などが発生し、過去経験したことがないような災害が毎年起きています。地元の建設業の力は大いに必要で、存在価値が高まっていると思う。しかし、若手の離職率など将来の担い手が大きな課題になっている。労働環境の改善が求められている。県としても、週休2日を前提にした予定価格の積算や資材や技術者などの確保のための余裕をもって工期を設定する余裕工期制度なども導入している。発注者と受注者で取り組みたい」とあいさつ。
 受賞者を代表して、後藤社長が「安全管理、品質管理、施工管理に日々努力している中で、表彰は名誉なこと。これを機によりよいものづくり、社会貢献をしていきたい。働き方改革や着工期の余裕などありがたい方針を示してもらっている。我々も考えてやっていき、一層努力をして、よりよいものを作っていきたい」とお礼を述べた。

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