75歳女性、被害額250万円

 別府警察署は10日午後8時35分、特殊詐欺(預貯金詐欺)被害の発生を発表した。
 同署によると、11月初旬の夕方、市内在住の無職女性(75)宅の固定電話に警察官を名乗る男から「捕まえた犯人が持っていた名簿にあなたの名前がある。被害届を出さないといけない」などと電話がかかった。男とやり取りするうちに「キャッシュカードをとりに行く」などと言われた。その数時間後、女性宅を訪れた男に、キャッシュカード1枚を手渡した。被害金額は確認中だが、10日の時点で少なくとも250万円の被害が出ている。
 犯人から「10日に訪ねる」と言われていたが訪れなかったため、女性が別府警察署に男が名乗っていた名前を問い合わせたことから被害が発覚した。
 同署は「お金が絡む電話はすべて詐欺。相手から言われるままに行動せず、電話を切って家族や警察に相談して下さい」と呼びかけている。

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