総合教育センター補導員の研修会

現在の少年非行などについて話を聞く補導員ら

 別府市総合教育センター補導員協議会(大鍜治光子会長)は、一般補導員を対象として、令和2年度の研修会を13日午前10時、市社会福祉会館で行った。約40人が参加。
 例年、総会の際に研修なども行っていたが、今年は新型コロナウイルス感染症予防のため、集まって総会を開くことが出来なかったことから、改めて補導についての心構えを学ぶのが目的。講師は、別府警察署生活安全課の戸次清治課長、鈴木雅子係長。
 大鍜治会長が「いつもは総会の時に心構えについて話をしてもらっていたが、今年はその機会がなかった。短時間ですが、有意義な時間にしてもらいたい」とあいさつ。
 戸次課長は、自分の子どもの頃の体験も交えながら、現在の青少年の問題について話した。「最近は、未成年者のタバコは減っているが、問題になっているのは、大麻。タバコよりも安全という誤った情報で手を出すことが多いようだ。平成15年をピークに、地域が立ち上がってくれたおかげで、検挙の数は確実に減っている。しかし、最近では、インターネットを使った犯罪が増えている。犯罪の形態や内容、取り巻く環境が変わってきている。携帯は使い方をちゃんとしないと、自分が犯罪の加害者にも被害者にもなったりする」と情報化社会の中で、子どもたちがSNSを通じて知り合った知らない大人とトラブルになるケースや、友達同士のやり取りでちょっとした行き違いでいじめや暴力事件になるケースもあるというDVDを鑑賞した。

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