別府温泉杉乃井ホテルは、2023年春から夏に開業予定の二棟目新館建築地鎮祭を12日午前11時から、現地で行った。
杉乃井ホテルを運営するオリックスグループは約400億円ともいわれる大規模リニューアルの第2弾。ホテル敷地内の最北西に位置し、駐車場だった場所に建てる。建物は地下1階、地上14階建てで、全336室の客室の大規模客室棟。
地鎮祭には関係者約30人が出席し、神事は八幡朝見神社の神日出男宮司が執り行った。深谷敏成オリックス不動産株式会社取締役社長、石川洋・鹿島建設株式会社取締役副社長、檜木田敦・三井デザインテック株式会社代表取締役社長が玉串を奉てんし、期間中の工事の安全を祈願した。
深谷社長が「新棟2棟の着工が始まりました。身の引き締まる思いと同時に期待感でいっぱいです。安全安心を第一に工事に取り組んでいただきたいと思います」と挨拶した。
神事終了後、記者団に対して似内隆晃オリックス・ホテルマネージメント社長は「九州だけでなく関西・関東からも集客できる施設にしたい。開業時には新型コロナウイルスが落ち着いていると期待はするが、今の衛生管理の取り組みを続けて、快適に過ごしていただける環境を作っていきたい」と話した。