2日間で新規確認が25人と急増

 大分県と大分市は、28日に1日当たりの新規感染者が最多となる18人、29日は7人が新型コロナウイルスの感染が確認されたと発表した。10歳未満から80代の男女で、県内の患者数は計280人となった。
 別府市では、2日間で11人の感染を確認。先に感染が確認されている50代男性会社員の濃厚接触者として70代の飲食店経営男性と30代男性会社員は、24日に検査を受けた時は陰性だったが、27日に再び検査をした時には陽性となった。30代男性の濃厚接触者として検査を受けた20代無職女性も症状はないものの、陽性となった。
 同じく先に感染が確認された20代女子学生の濃厚接触者として検査を受けた20代女子学生も陽性と判明したが、症状はない。
 また、経営者と従業員の感染が確認された飲食店の関係者として、60代男性会社経営者の感染も確認されたが、症状はない。30代無職男性とその濃厚接触者の30代無職女性の感染も判明。男性は発熱や倦怠感などの症状が出たが、女性は症状はない。
 福岡県由来で感染が確認された60代男性の同居家族である30代の男性施設職員とその濃厚接触者の80代無職女性の感染も確認。他にも、40代無職女性は発熱があり、病院で検査を行った。その濃厚接触者の50代施設職員の女性も検査を受け、陽性反応が出た。
 同じ会社に勤める、大分市の30代男性2人、佐伯市の60歳男性、臼杵市の20代男性2人が感染していることが分かった。
 由布市の60代男性医療スタッフ。大分市の60代無職男性と同居家族の60代女性パート従業員、30代女性会社員、10歳未満の男児。同市の30代自営業の男性。国東市の60代会社経営の男性。大分市の70代無職女性。同市の70代無職男性の感染も確認されている。
 県は、病床利用率や感染経路不明者割合が感染状況「ステージ2」の基準となったことから、「医療への負荷が蓄積しつつある」として、「ステージ2に移行した」との考えを示した。第2波の時は6週間で98人だったが、第3波では3週間で114人の新規感染者が出ており、感染が急速に拡大していることがうかがえる。マスクの着用や換気、人との適切な距離を保つなどの「新しい生活様式」を守り、行動するように呼び掛けている。

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