令和2年度第4回別府市議会定例会が30日午前10時、開会した。会期はきょうから12月15日までの16日間。
定例会では、市執行部が令和2年度一般会計補正予算など予算関係9件、特別職の常勤職員の給与および旅費に関する条例などの一部改正など条例関係11件、指定管理者の指定や市長専決処分のその他13件の計33議案を上程した。
開会に先立ち、去る10月14日に亡くなられた萩野忠好議員に対して、議員と執行部全員が黙とうを捧げた。
長野恭紘別府市長は提案理由の説明に先立ち、16日に元水道局職員が収賄の疑いで逮捕されたことについて「大変遺憾であり、市民の皆様に多大な不安と不信感を抱かせることとなりましたことを深くお詫び申し上げます。今後の捜査の推移を見守るとともに、法令遵守を再度徹底していく所存です」と述べた。
提案理由の説明にうつり、令和2年度一般会計補正予算について次のように述べた。
▽補正額は6億6500万円の増額で、補正後の予算額は712億8570万円。
▽国の第2次補正予算に計上された新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金は、国から示された交付限度額のうち、予算未計上分を今回の補正で全額計上し、商工費および教育費に充当する。
▽総務費は、図書購入費寄附金および競輪事業収入の追加額を「べっぷ未来共創基金」に積み立てることに友麻衣、基金積立金の追加額を計上。
▽民生費は、事業所数や定員数の増加に伴い、自立支援給付費および障害児通所支援費の追加額を計上。
特別会計予算の補正額は、4億3010万円の減額で、補正後の予算額は537億5741万7千円。
条例関係は「特別職の常勤職員の給与及び旅費に関する条例などの一部改正」や「別府市長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の制定」などの説明をした。
また、市政報告として▽新型コロナウイルス感染症の状況▽地域経済の回復傾向▽季節(10、11月)のイベント▽別府市の新型コロナウイルス感染症緊急対策第3弾となる「別府みんなにエール券発行事業」「GoTo商店街支援事業」「発熱外来トリアージセンター開設」―などを説明した。
続いて、別府市一般会計補正予算、別府市国民健康保険事業特別会計補正予算、特別職の常勤職員の給与及び旅費に関する条例などの一部改正など7件を先議し、全会一致で可決した。