私募債でレリーフ時計を寄贈

私募債を通じてレリーフ時計を寄贈した大分財産コンサルの宮本代表(中央)ら

 大分みらい信用金庫(森田展弘理事長)は、大分市の大分財産コンサル株式会社(宮本和明代表)から学校寄付型私募債「しんきんSDGs私募債『ちいきのミライ』」を引き受け、3日午前10時、聖人保育園にレリーフ時計を寄贈した。
 私募債は、金融機関や取引先、経営者個人など会社と関係のある特定の少数の人を相手に発行する社債。適債基準をクリアした優良企業が発行できる。
 「しんきんSDGs私募債『ちいきのミライ』」は、私募債を発行する企業が国内の法人・団体等にSDGs(持続可能な開発目標)達成に向けた用途への寄付を通じて、持続的な社会の実現に向けた取組を行うもので、私募債を発行するにあたり、みらい信金と信金中央金庫が受領する手数料をそれぞれ発行額の0・1%相当額以上を割引くことで、発行額の0・2%以上の財源をねん出し、発行する企業が指定する法人や団体に寄付をする。
 宮本代表は、國東隆基理事長に目録を手渡して「寄付を通じて、生まれ育った地域に貢献できると思う。どこに寄付をするか家族で話し合った結果、孫2人がお世話になり、今、3人目の孫がお世話になっている聖人保育園にしようということになった。このレリーフ時計を見て、少しでも笑顔と安らぎを提供できたらと思います」とあいさつ。
 園庭に設置された時計を関係者が除幕してお披露目。アンパンマンの可愛らしい時計に、園児たちも「わぁ!」と歓声をあげて大喜びだった。

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