別府市社会福祉協議会(会長、長野恭紘別府市長)は27日午前10時から午後2時まで、駐車場でお米などを配布する「フードドライブ」を行う。
例年、生活困窮世帯や子ども食堂などに市民から寄せられた食品や生活用品などを配布していたが、今年はそれに加えて、新型コロナウイルス感染症の影響で生活に困っている市民や学生への支援を行うことにした。フードパントリー(食品無料配布)は初めての試み。
配布するのは、お米、レトルトカレー、カップ麺などの他、生活用品、缶詰などがあり、約150世帯分を準備しており、なくなり次第終了する。
別府医療センター附属大分中央看護学校の生徒が寄付をしてくれた食料品などもこの日配布される。大分中央看護学校では、特別教育活動として、1年から3年までが一緒に班をつくり、10グループがそれぞれ興味を持ったことについて活動をしている。阿部里沙さんをリーダーとする13人のグループは、社協のホームページでフードバンクを知り、学生や教職員に協力をしてもらい、食料品を集めた。10月に約50品を届け、その分は生活困窮世帯などに配布された。
今回もレトルトカレーや乾麺、マスク、即席味噌汁など53品が集まった。釜堀秀樹常務理事は「今回いただいたものは、フードドライブの際に学生や市民の皆さんに配らせていただきます。とても助かります」とお礼を述べた。