今年の消防出初式は関係者のみ

80人が参加した消防出初式

 別府市消防出初式(市、市消防本部、市消防団主催)が10日午前10時、市消防本部南側訓練場で開催され、団員62人や市消防本部ら計80人が参加した。
 今年は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、開催場所を変更し、行事内容を縮小して表彰式のみ消防関係者で執り行った。
 国旗掲揚後、参加者は、これまでの消防職員、団員の殉職者の御霊に黙とうを捧げた。
 阿南寿和副市長(市長代理)が別府市長表彰(勤続15年表彰)、藤内英伸団長が市消防団長表彰(10年表彰)をそれぞれ手渡した。
 続いて、阿南副市長が「長年の消防団活動の功績による表彰を受けられた皆さんに、心からお慶び申し上げます。藤内団長をはじめ、皆さんには昼夜を問わず、市民の安全安心のために尽力していただいていることに深く感謝し、敬意を表します。新型コロナウイルス感染拡大が続いており、本日の出初式もこのような形での開催となりました。自然災害に対する備えも重要になります。火災はここ数年、低い数値で推移していることから、皆さんの予防活動や啓発活動の賜物と思います。引き続きの警戒活動をお願いします」と訓示を述べた。
 来賓の松川章三別府市議会議長が「出初式は、消防の伝統を守る由緒ある行事です。本年は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、行事内容を縮小しての開催となり、皆さんの日ごろの訓練の成果を身近に拝見できないことは非常に残念に思いますが、皆さんの元気な姿を拝見し大変うれしく思います。勤続表彰を受けた皆さんの献身的な活動に対して、深甚なる敬意と感謝を申し上げます。火災は、尊い人命と貴重な財産を一瞬にして奪い去る脅威です。これを未然に、もしくは最小限に防ぐことが皆さんの使命です。今年一年、別府市のため、防災活動にご尽力いただきたいと思います」と祝辞を述べた。
 最後に、塩地奎三郎別府市連合防災協議会会長が万歳を三唱し式典が終わった。
 国旗を降納し、出初式が終了した。
 最後に、藤内消防団長が「新型コロナウイルスは、依然として全国各地で猛威を振るっています。本市でも感染者が増加しています。団員は引き続き、感染防止対策を徹底しながら、いざというときには活動できますよう健康管理に十分に注意するように」と訓示を述べた。
 被表彰者および昨年1年間の表彰者と受章者は、次のとおり。(敬称略)
 【出初式被表彰者】▽別府市長表彰(勤続15年)=阿部浩幸(第2分団団員)、齊藤明弘(同)、宮本大介(第10分団1部班長)、右田真斗(同)、土井雅一(第11分団団員)、渡辺賢二(同)、是久耕一(第13分団班長)、釘宮信司(同分団団員)▽別府市消防団長表彰(勤続10年)=梶原健正(第1分団班長)、黒土明生(同分団団員)、甲斐宏明(同)、平野和行(第2分団団員)、友永辰美(同)、岡淳(第5分団団員)、諸冨浩章(第7分団班長)、池田健蔵(第8分団1部団員)、田口泰彦(第9分団1部部長)、中西義秀(第10分団1部団員)、吉野佑紀(同)、古屋新吾(同分団2部団員)、田原和明(第14分団団員)
 【令和2年被表彰者および受章者】▽令和2年度大分県知事表彰(永年勤続功労章)=川上泰通(消防団)、首藤卓美(同)▽大分県消防協会長表彰(35年勤続)=末友繁德(消防団)、山根文夫(同)、永井美津男(同)、川上泰通(同)、浜崎仁孝(消防吏員)、小柳雄二(同)▽同(30年勤続)=江藤達治(消防団)、藤内正行(同)▽同(25年勤続)=佐藤千恵子(消防団)、塩出清治(同)、安藤俊助(同)、高茂良市(同)、三ケ尻裕己(同)、荒金重和(同)▽同(20年勤続)=戸崎英治(消防団)、上野一成(同)、庄英範(同)、鎌瀬勉(同)、大塚一弘(同)、荒金英治(同)、手島忠克(同)、小原現一郎(同)、木之元友則(同)、首藤祐輔(同)、河野真也(消防吏員)、大石直和(同)、三浦敦史(同)▽叙勲・令和2年春・瑞宝単光章=米田太(元副分団長)▽危険業務従事者叙勲・令和2年春・瑞宝単光章=後藤利夫(元消防吏員)、水野太郎(同)▽叙勲・令和2年秋・瑞宝単光章=小野武治(元分団長)、西尾忠正(元副分団長)▽危険業務従事者叙勲・令和2年秋・瑞宝双光章=首藤忠良(元消防吏員)▽消防庁長官表彰=脇博之(消防団)、須﨑良一(消防吏員)▽令和2年別府市特別功労表彰=藤内英伸(消防団)▽令和2年別府市功労表彰=藤内正行(消防団)、前田和宏(同)、江藤達治(同)、村田辰己(同)▽日本消防協会長表彰(功績章)=甲斐隆一(消防団)、宮地伸二(同)、田原キヨ(同)▽同(精績章)=後藤邦利(消防団)、山根文夫(同)、友澤純子(同)、本田敏彦(消防吏員)▽同(勤続章)=佐藤隆博(消防団)、俵和博(同)、脇博之(同)、大田稔(同)、藤内正行(同)

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