市内3カ所で図書機能を分散で実証

トキハ別府店内に設置されたリモートライブラリー

 別府市教育委員会は、新図書館整備事業の一環として13日から2月19日まで、「リモートライブラリー+(プラス)」の実証事業を行っている。
 コロナ禍を経験し、1カ所に人を集めるだけではなく、様々な施設を活用した図書館ネットワークを構築することに視点を置いて、分散型・リモートという新しいライフスタイルに対応可能な図書館機能の可能性を探る。人と本が出会うための空間と出会い方をデザインして、サードプレイスとしての学ぶ場をまちなかに分散させる取り組み。
 設置されているのは、別府市役所本庁舎1階の総合受付横、JR別府駅のワンダーコンパス、トキハ別府店の地下1階フードコートの3カ所に約120冊を置く。カメラAI解析システムを活用して無人監視を実現するとともに、利用率や利用者属性、滞在時間等をAI解析して検証する。
 実証事業の間は予約不要、使用料無料。ただし、予約機能の検証のため、一部の座席を予約制(無料)にしている。
 本を並べた書架と椅子に座って本を読めるデスクがセットになっている。アクリル板を設置するなど、新型コロナウイルスの感染予防対策もしっかりとして実施。
 トキハ別府店には2セットが置かれていて、買い物客が足を止めて本を手に取るなどしていた。

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