別府市美術協会(荒金大琳会長)は「第46回五美會展」を19日、市美術館で開幕した。24日まで。午前10時から午後5時(最終日の24日のみ午後4時まで)。今日新聞社など後援。
新年を迎えるに当たり、別府市美術協会の会員による作品展を開催することにより、別府市の芸術・文化の振興と発展を目指し、あわせて各部門との交流を図ることが目的。
5部門の選抜作家と各部門の部長5人の日本画22点、洋画23点、書道35点、写真17点、工芸彫刻6点が並ぶ。また、4人の名誉会員の作品4点、同協会顧問で日展会員でもある工藤和男創元会会長の洋画「秋の信州」、林淳一郎市美術館長による工芸作品「秀島さん」の招待作家作品2点もあり、計109点の作品が見る人の目を楽しませた。
写真「いのりの道」を出展した牧ツヤ子さん=南立石在住=は「昨年は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、友人と一緒に撮影に行けなかったので、近辺で撮影しました。また、過去に撮影した写真を見直す一年になりました。今回、出展した作品は一昨年、宇佐神宮で撮影したもの。今年は、新型コロナウイルスが鎮静するよう願います」と述べた。
荒金会長は「コロナ禍の中、開催できるか悩んだ。しかし、芸術は休まず行うことが出来る。そのため、新しい作品の出展もあり、いずれも素晴らしい作品。今後は、各部門が協力して五美會展を続けていきたい。市美術館に負けないよう、作品の質も向上させたい」と話した。