別府市がPCR検査受け付け

市役所を訪れて、検査キットを受け取る飲食店の関係者

 別府市は18日、市内のすべての飲食店を対象に、PCR検査の申請の受付を開始した。別府市が独自で行っているもので、市内約600店舗が対象。
 昨年、新型コロナウイルス感染症のクラスターが北浜界隈の接待を伴う飲食店で発生したことを受けて、2週間以上、自主休業をしたスナックやバーなどに事業継続支援金を支給するとともに、支援金を受けた事業所を対象に従業員らに対して、希望する人にPCR検査の申請を5日から15日まで行い、623人が申請をした。
 その後、居酒屋など飲食を提供するすべての店舗に対象を広げた。18日は朝から飲食店の経営者が市役所を訪れて、人数分の検査キットを受け取っていた。PCR検査で陰性と判断されても「ずっと絶対に安全」というわけではないが、検査を受けることで、感染対策の1つとして、お客に安心して訪れてもらえる要素となる。
 検査は自分で唾液を採取して、事前に予約した日に指定の場所に自分たちで持ち込み、検体は東京の民間の検査機関に送られ、3日ほどで結果が分かるという。希望者は3回まで無料で検査を受けることが出来る。
 訪れた人たちは「市でこういった検査をしてもらえるのはありがたい」と話していた。申請は29日まで受け付ける。

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