松原町にある区営松原温泉の4人いる番台の1人の「モ~じいじいさん」こと後藤謙治さん(71)がご当地キャラクターに書いた年賀状の返事12枚を29日まで、同温泉に展示している。同時に別府北浜郵便局でも歩道に向けて展示しており、こちらは24時間見ることが出来る。
松原温泉は午前6時30分から午後10時30分、観覧無料だが、入湯は有料(大人200円、小人100円)。
番台のモ~じいじいさんが昨年12月、別府北浜郵便局で日本郵便主催の「ご当地キャラクターに年賀状を書こう!」のチラシを見て、年賀状を書くことを決めた。宛て先はチラシに書かれており、九州各地のキャラクターに年賀状を書いた。しかし、別府市の宣伝部長「べっぴょん」の宛て先が無かったため、「べっぴょん」を追加して、合計16枚を書いた。すると「べっぴょん」や東京都目黒郵便局の「ぽすくま」など12キャラクターから手書き、印刷の年賀状や寒中見舞いが届いた。その年賀状を別府北浜郵便局がA4サイズにコピー、パウチして、松原温泉と同郵便局で展示している。
丑年生まれで今年6回目の年男となることから名付けたモ~じいじいさんは「コロナ禍で閉塞感が漂う世の中なので、温泉の利用者らが珍しいキャラクターのメッセージを見て、明るい気持ちになってもらえれば」。
古賀隆幸別府北浜郵便局長は「年賀状を送ると、それが形となって返ってくることが郵便の良いところです。九州各地のキャラクターから本当に返事が来ます。一度、見て下さい」とそれぞれ話していた。
また、個人でご当地キャラクターに年賀状を送り返事をもらうことがあっても、今回のように1施設で送り、返信を展示することは別府市では初とみられる。