大分県の令和2年の宿泊客動向速報値

 大分県は19日、令和2年の宿泊客動向の速報値を発表した。延べ宿泊客数は251万5759人で、前年と比べて45・8%減少し、新型コロナウイルス感染症の影響で現行の調査方法となった2008年以来、過去最少となった。
 国内客が243万2697人(前年対比37・1%減)と多くを占めている。一番多いのは、福岡県からで80万9958人。次いで、大分県内42万1478人、その他の九州内・沖縄37万7054人、関東30万9185人など。月別でみると、緊急事態宣言が全国で発令され、かきいれ時の5月のゴールデンウイークを直撃したことで大幅に減少したが、GoToトラベルなどの影響や県内での旅行が増え、少しずつ宿泊客も増えてきたが、第3波がきて、12月は減少をしている。
 海外客は、国外からの往来が規制されていることもあり、前年と比べ89・2%も減少し、8万3062人だった。
 第3波が11月に来て以降、観光業界は厳しい状況が続いており、GoToキャンペーンの再開の目途も立っていないことから、この状況はしばらく続くものとみられている。