大分県と愛媛県の12市6町でつくる交流市町村連絡会議は2日午後1時、初めてとなる首長サミットをリモートで開催した。17市町の首長が参加した。
愛媛・大分交流市町村連絡会議は、昨年5月に発足。海を隔てて隣り合う各市町は、フェリーなどで往来も多く、日頃から様々な交流をしているが、一緒に取り組むことでより互いの地域の活性化を目指す。
大分県は大分市、別府市、佐伯市、臼杵市、津久見市、竹田市、豊後大野市、由布市、日出町。愛媛県は、宇和島市、八幡浜市、大洲市、西予市、伊方市、松野町、鬼北町、愛南町、内子町が参加している。事務局は大分市。
佐藤樹一郎大分市長が開会のあいさつをし、進行役を務めた。各市町の首長が、地元のPRをしながら自己紹介を行った。
長野恭紘別府市長も、別府市役所から参加して「別符観光の父と呼ばれる、油屋熊八さんは宇和島の出身。一昨年の『別府八湯温泉まつり』には、宇和島から牛鬼(顔は鬼、胴体は牛の山車)にも参加してもらうなど、新たな交流も生まれています。観光はもちろんですが、様々な面で交流を図っていきたい」と述べた。
新年度は、大分県内で両県の小学生を対象に、農村民泊やスポーツ交流をスタートさせる。他にも、お互いの特産品の販売、観光客らの往来を促すためのスタンプラリーを実施することなどを決めた。