別府から新たに1人感染

 大分県と大分市は4日、788件のPCR検査等を行い、大分、別府、中津、日出の3市1町の10歳未満から70代の男女15人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染者は計1206人となった。また、県はこの日から、10代の生徒の居住地について非公開とした。
 別府市は1人。60代無職男性は医療機関での感染で、症状はない。
 大分市は6人。50代男性施設職員と60代無職男性は施設内感染。50代男性会社員と40代男性教職員はそれぞれ職場で、50代女性医療スタッフはすでに家族の感染が分かっている。大分市の70代無職女性は1日から発症しているが、感染経路は分かっていない。
 中津市は10歳未満の女児1人で、家族の感染が確認されている。日出町も1人で、60代男性警察職員。先に家族の感染が分かっている。
 居住地非公開となっている10代生徒は、男性5人、女性1人の計6人。10代生徒と大分市の教員は、大分工業高校の教職員と生徒で、3日までは登下校やカラオケなどの校外での行動で感染したとみられる生徒が多くいたが、感染経路が校内とみられる生徒が合わせて5人になったことから、県では2例目となる学校でのクラスターが発生したと判断している。