別府市の「鬼割(宿泊プラン)」と臼杵市の「ふぐ割」どちらが多く販売できるかを競った「おもてなしプライドプロジェクト」の結果が発表された。「鬼の別府」と「仏の臼杵」の対決は、ふぐ割が6499人、鬼割は1691人と「仏の臼杵」が圧勝した。
プロジェクトは、昨年12月1日から31日までの間、どちらの商品がより多く販売できるかというもの。
「大敗」を喫した長野恭紘別府市長は「臼杵市の皆様、おめでとうございます!やはり臼杵のふぐは強いですね!」とお祝いした。「別府市の鬼割も頑張りました。宿泊施設の方々やお客様、関連するすべての皆様に心から感謝します。新型コロナの影響により、多くの人が大変な状況にあると思いますが、今回のプロジェクトのように、地域が一体となって頑張っている姿で皆様にパワーをお届けできればと思います」とコメント。今後も臼杵市と共同プロジェクトを続けていく考えを示した。
勝利に酔いしれた中野五郎臼杵市長は、プロジェクトへの応援や協力にお礼を述べて「コロナ禍においても、コロナに負けずにやれることをやりたいという思いから、両市で協力しながらの対決を行いました。市の枠を超え連携するといった、これまでにない新たな観光PRのスタイルで取り組みましたが、結果的に大きな相乗効果を生み出した」などとコメントした。
ツイッターやインスタグラムのSNSに臼杵市や別府市を応援する投稿をしてくれた人を対象に行うプレゼント企画は、臼杵市が勝ったため、「ふぐちりセット」を30人に贈る。抽選を行い、当選者には事務局からダイレクトメッセージを送ることにしている。