別府溝部学園高校の第63回卒業式

佐藤清信校長から普通科などの生徒代表が卒業証書を授与された

 別府溝部学園高校(佐藤清信校長)は第63回卒業証書授与式、第15回看護専攻科卒業証書授与式を2日午前10時、ビーコンプラザ・フィルハーモニアホールで挙行した。普通科・食物科・看護科高校過程・看護専攻科の計252人が、希望の未来への一歩を踏み出した。初めて、卒業式のリモート配信を行った。
 式では、国歌「傾聴」後、佐藤校長が卒業証書を各科代表に手渡した。続いて、大分県知事賞、別府市長賞などの賞状と賞品の授与も行った。
 佐藤校長が式辞、溝部仁理事長と来賓の矢須田士PTA会長がそれぞれ祝辞を述べた。
 卒業記念品(外用放送機器、四方幕付ワンタッチテント、会議テーブル、シュレッダー、花代)の目録を、卒業生を代表して海藏寺成花さんが佐藤校長に手渡した。
 在校生を代表して鶴田翔さんが「入学直後は不安なことが多かった私たちでしたが、歓迎遠足で先輩方に優しく接していただいたおかげで、不安はすっかり消え、楽しく過ごすことができました。そこで『優しく接することの大切さ』を学びました。新型コロナウイルスの流行に伴い、『どのような状況でも、楽しさを見出せること』を学びました」と送辞を述べた。
 卒業生を代表して大橋凜さんが「人との関わりについて考えることが多かった3年であったように思います。他校の生徒と話し合う機会があり、お互いの意見を組み合わせることで新しい意見が生まれることを改めて学び、人の考えを聞くことで更に自分の考えを深めることが出来る楽しさを知りました。本日をもって卒業し、それぞれの選んだ道を歩んでまいります。この学び舎で学んだことを活かし、精一杯頑張ってまいります」。
 看護専攻科を代表して宇都宮遥さんが「看護師になることを夢に5年前、入学しました。担任の先生は、コロナ禍の医療現場で働いて、困らない社会人になる姿勢を身につけられるよう、常に厳しく熱心に指導して下さいました。意識を高く持ち続けることができ、『私たちなら出来る』と励まし合うことができました。この5年間の思い出、教えを胸に刻み、医療従事者としての道を進んでまいります」とそれぞれ答辞を述べた。
 卒業生は、校歌を傾聴して締めくくった。
 被表彰者は後日、掲載する。