日出町の事業計画等策定委員会が答申

土井委員長(右)から本田町長に第8期計画等について答申が行われた

 日出町介護保険事業計画等策定委員会(土井功委員長、15人)は10日午前9時、本田博文町長に「日出町高齢者保健福祉計画・第8期介護保険事業計画」の答申を行った。委員会は昨年9月から4回開かれた。
 高齢者の増加などによる行政負担が増えたことなどから、介護保険料基準月額を130円引き上げ、5820円とする。8期計画は、令和3年度から5年度までの3年間で、団塊の世代が75歳以上となる令和7年度及び団塊ジュニア世代65歳以上となる令和22年度を見据え、中長期的なサービス・給付・介護保険料などを視野に入れた計画となっている。
 答申では▽基本構想の実現については、広く町民に周知を図り、町民の理解と協力のもとにその実現に取り組むこと▽基本構想に基づく基本計画の実施にあたっては、他の諸計画との整合性に留意し、中長期的なビジョンを見据えたうえで、財政的な展望を的確に把握しながら、その実効性を確保することーとしている。
 土井委員長は「第3回までは、様々な意見が出たが、最後はスムーズにまとまって良かった。しっかりと実行してほしい」とあいさつ。本田町長は「半年間にわたるご審議をいただき、ありがとうございました。団塊の世代が75歳になる直前の計画という大切な年の計画。とても良い計画が出来たと思う」と述べた。
 計画は現在開会中の令和3年第1回日出町議会の議決を経て決定となる。