令和3年第1回の別府市議会定例会④

 令和3年第1回別府市議会定例会は17日午後1時から、一般質問を再開。
 午後からは、安部一郎氏(自民党議員団)が指定管理や行政の契約、手続きなどについて、執行部の考えを質した。

未利用地の活用は

安部一郎氏(自民党議員団)

安部 一郎氏

 安部氏は、未利用地について、「総務省は、未利用地の見える化を図るように市町村に要望している」と指摘。「市民から意見を聞いたり、公表したり、情報共有を図ったりしているところがある。別府市は、決まってから報告しているように見える。これでは、市民主体の町づくりにならないのでは」と質問。
 牧宏爾総務課長は「公共施設マネジメント推進会議を開いて方向性を決めている。方向性が決まっているものに関しても、進捗状況を見ている。公有財産の利活用は、市が責任を持ってやるべきものと思っている。様々なものがあり、一定のルールを定めるのは難しいが、重要なものは市民の意見を聞いていく」と答えた。
 安部氏は「土地の価値は、地域住民の価値と行政では別だと思う。住民や民間に広く知恵を借りるべき」と指摘した。
 また、プロポーザルのガイドラインについて「よくぞ作ってくれたという思い。これがあれば、水道局のような問題は起きなかったと思う。随意契約ガイドラインと若干整合性を図った方が良い部分もあるが、適切な実施が図られるようにしてほしい」と要望。
 阿南寿和副市長は「先月、全課で研修会をした。基礎となるものは制定された。個々の案件で違いはあるが、基礎を踏まえて応用し、公正性、透明性、競争性を確保してしっかり取り組みたい」と答えた。他にも指定管理などについても質問をした。