ボクシング23歳以下でタイトルを競う日本ユースのウェルター級王者となった小畑武尊選手(22)=ダッシュ東保ボクシングジム所属=が19日午後0時10分、長野恭紘別府市長にタイトル獲得を報告した。後援会の戸上智夫会長らも同席した。
小畑選手は高校生の頃からボクシングを始め、当時の市立別府商業高校生2年生の時にプロになった。多くの選手が東京のジムに所属する中でも「別府から世界を目指したい」とトレーニングをつみ、西部日本ライト級新人王などのタイトルを着実に積み重ねてきた。
試合は11日に後楽園ホールで行われ、安達陸虎選手と対戦。安達選手はランキング4位で、多くの選手が所属する大橋ボクシングジムに所属している。1ラウンド開始2分3秒で左ストレートが炸裂し、テクニカルノックアウトで圧勝した。これにより、小畑選手は日本ランカーとなり、日本チャンピオンへ挑戦する第一歩を踏み出した。
ジムの東保佳秀会長は「これまで取り組んできたパンチ」と報告。長野市長は「良い形で日本チャンピオンに近づいている感じ。これからも応援しています」とエールを送った。
小畑選手は「強い相手だったし、有名ジムに所属する選手に勝つことが出来たのは大きい。相手のペースを見て試合展開を考えていたが、早い段階で読み取ることが出来た。これまでパンチ力に頼ってこなかったが、これからはパンチ力も重要だと思う。24歳まではユースの試合に出られるので、防衛をしながら、日本チャンピオン、上を目指して頑張っていきたい」と話した。