「春の全国交通安全運動」の初日となる6日午前7時20分、市交通安全対策協議会(会長、長野恭紘別府市長)主催の出発式が京町の北浜温泉「テルマス」敷地内で行われた。別府市、県交通安全協会別府支部、地域交通安全活動推進委員など関係者約80人が参加した。
長野市長が「地域全体で子どもたちが事故に遭わないようにする普及啓発が必要と思っています。今後も、別府市の安全安心は自分たちの手で守るという意識を強くして、市民の皆さんへの普及啓発を行って下さい」。
幸野俊行別府警察署長は「県内の交通死亡事故は昭和40年代は200人以上で、昨年は43人でした。減少しているが、1人でも尊い命です。この命を交通事故で亡くさないように頑張っていかなくてはいけないと思っています。別府市は1人が犠牲になっていますが、1人でも交通事故で亡くさない社会を目指していきたいと思います」とそれぞれあいさつした。
来賓の幸勝美・県交通安全協会別府支部副支部長、山名義弘別府地区安全運転管理協議会長が紹介された。
幸野別府署長らはパトカーに乗り込み、市内で街頭啓発活動中の県交通安全協会別府支部地域・職域分会員、地域交通安全活動推進委員らの激励に出発した。
引き続き、街頭啓発活動に移り、県交通安全協会別府支部女性ドライバー協議会員ら国道10号沿いに立ち「脇見注意」「運転中携帯電話禁止」「全席シートベルト」などと書かれたプラカードを掲げて、停車中のドライバーに注意するよう呼びかけた。テルマス前を含めて、市内130カ所で約千人が参加した。