2分の1成人式を城島で開催

子どもたちを代表して「10歳の決意」を語った桑原さん

 わくわく会などが主催する「2分の1成人式」が3月27日午後0時、城島高原パークで開催された。
 わくわく会は、任意の異業種団体の集まりで、合同会社Bodemの代表社員である三ケ田将弘さんが「子どもたちにスポットをあてるような、子どもが主人公になれるもの、本物の体験をさせたい」と考案して、平成29年度からスタートさせ、3回目。
 これまでの10年間を思い出し、これからの10年間を想像してワクワクしたり、仲間と集ってさらなる個性を持って羽ばたいてほしい、大人になった時にこの趣旨に賛同できるような人になってほしいとの思いを込めた。昨年は新型コロナウイルスの感染予防対策として中止したため、今年は、昨年参加する予定だった11歳の子どもも含め、10歳と11歳を対象に開催。県内外から26組133人が参加した。
 式典では、桑原英玲奈さん(10)=大分市=が「去年は新型コロナの世界的な流行で、私たちの生活もがらりと変わってしまいました。友達に会いたい時に会うことが出来なかったり、学校に行き勉強することが出来なくなったりしましたが、これまでの日常生活がどんなに大切だったかを知りました。私は将来、科学者になりたいです。私たちがこうして2分の1成人式を迎えることが出来たのは、大切に育ててくれた家族や学校の先生、友達、地域の皆さんのおかげです。立派な5年生、6年生になります」と“10歳の決意”を述べた。
 その後、シンガーソングライターの「ゆめの」さんが2分の1成人式のオリジナルソングなどを披露。由布はさま太鼓の子どもたちが勇壮な演奏を披露。KANGAダンススタジオのパフォーマンスなどで盛り上げた。