別府市は15日、65歳以上の高齢者に対する新型コロナウイルスのワクチン接種を高齢者福祉施設の入所者らを対象に始めた。
今回、別府市に配分されたワクチンは約2850回分。米ファイザー社製で、2回の接種が必要となるため、混乱を避けるため、まずは施設入所者を対象に実施することにした。
今回は、特別養護老人ホーム14施設、介護老人保健施設5施設、介護医療院4施設の計23施設が対象。初日は6施設で接種を実施した。
大分県内で新型コロナの感染者が確認されたのは、昨年3月3日で、これまで14日付で1358人の感染が確認されている。
別府市内ではじめて新型コロナの感染者が確認されたのは、昨年3月27日だった。その後、3月2人、4月1人、8月15人、11月31人、12月131人、今年に入って1月38人、2月11人、3月6人、4月(14日現在)12人の計247人の感染が確認されている。
今年3月に入ってから、変異株(疑いを含む)の感染者が増加傾向にある。
ワクチンを接種することで、感染しにくくなったり、感染しても重症化を防げる事が期待されている。
また、施設入所者以外の高齢者については、75歳以上(約2万3千人)を対象に、今月下旬に接種券を郵送する見通しであることが、関係者の話で分かった。