別府市男女共同参画審議会の令和2年度第1回が3月25日、市男女共同参画センターで開催された。
審議会は、男女共同参画社会の実現に向けて、市民1人ひとりが個性と能力を発揮して、あらゆる分野に参画できるまちづくりを目指し、市と市民が共同で取り組んでいくための事項について協議を行う。委員は、男女共同参画社会の形成に関して優れた見識を有する人や事業者の推薦を受けた人、公募の9人で形成されている。
はじめに、内田剛共創戦略室長が委嘱状を手渡して「第2次男女共同参画プランが今年度で終わるので、本来は第3次プランについて協議をしたかったのですが、新型コロナの影響で会議を開くことが出来ませんでした。それぞれが個性と能力をはっきして社会参画できる社会づくりに向けて、頑張っていきたい」とあいさつ。
会長に雨宮洋子社会福祉法人泰生会理事長、副会長に高橋洋明市民生委員児童委員協議会長を選任。令和元年度の実勢やプラン年次報告、第3次プランや今後のスケージュールについて説明が行われた。
令和元年度は、研修や啓発活動、各種講座、婚活サポート事業などを行ったことを報告。年次計画では、男女がともに暮らしやすい社会づくりと男女がともに働きやすい環境づくりの基本目標に沿って、重点目標の実施状況を評価。計画どおり実施した又は概ね計画どおり実施した事業は、全体の95・2%だった。
女性相談は、令和元年度は415件でうち321件がDV相談だった。モラハラなどの心理DV相談が増えており、新規で相談に来る人も年々増加傾向にあるという。相談状況(重複あり)は、電話が182人と最も多く、来所が110人。他機関や他課との連携による相談が123人だった。
第3次プランについては、アンケート調査やヒヤリング、現状分析などを行い、9月頃から課題整理を行い、骨子案作成、素案作成を行い、パブリックコメントを経て令和3年度末までに計画を策定することにしている。