第22回別府アルゲリッチ音楽祭2021

マルタ・アルゲリッチ総監督(C)Rikimaru Hotta
世界的チェリストのミッシャ・マイスキー氏
(C) Bernard Rosenberg DG

 第22回別府アルゲリッチ音楽祭2021が5月8日から、始まる。6月22日まで、別府のしいきアルゲリッチハウス、ビーコンプラザ・フィルハーモニアホール、大分市のiichiko総合文化センター、平和市民公園能楽堂などで全9公演ある。
 今回のテーマは「マルタ・アルゲリッチ80歳を祝して 音楽とSDGs~未来と出会うために」。長年日本への愛情を持ち、素晴らしい音楽を与えているアルゲリッチ氏に心からの敬愛と感謝を込めて、音楽祭は「80歳を祝して」開催する。そして日本から世界へ向けてアルゲリッチ氏が語った「芸術は孤高のものではなく、人とともにあるもの」を胸に、音楽を通して人の大切さや、寛容な社会の大切さを発信する。長年、アルゲリッチ芸術振興財団がめざした「社会における芸術の役割」を果たしていく上でも、このことはSDGsの精神にも通じるものでもあり、誰一人として取り残さない、真に豊かな未来に出会うために、音楽祭を届ける。
 チケットは4月10日からオンラインやiichiko総合文化センターインフォメーション(5月22日、6月22日の講演のみ)などで販売しており、販売状況はアルゲリッチ音楽祭のホームページで確認出来る。
 開催するコンサートは、次のとおり。(敬称略)
 ▽大分県出身若手演奏家コンサート=5月8日午後3時、ビーコンプラザ・フィルハーモニアホール、出演者10組15人▽世界へ羽ばたく音楽家たちVol・7亀井聖矢ピアノ・リサイタル=5月9日午後3時、しいきアルゲリッチハウス・サロン、亀井聖矢(第88回日本音楽コンクールピアノ部門第1位受賞者)▽日本生命プレゼンツ アルゲリッチとマイスキー至高のデュオ=5月14日午後7時、東京オペラシティコンサートホール、マルタ・アルゲリッチ、ミッシャ・マイスキー▽ベスト・オブ・ベストシリーズVol・8アルゲリッチとマイスキー至高のデュオ=5月16日午後6時、ビーコンプラザ・フィルハーモニアホール、マルタ・アルゲリッチ、ミッシャ・マイスキー▽ピノキオコンサート~未来と出会うために=5月21日午後7時、平和市民公園能楽堂、マルタ・アルゲリッチ、伊藤京子ほか▽室内楽コンサート~80歳を祝して=5月22日午後2時30分、iichikoグランシアタ、マルタ・アルゲリッチ、伊藤京子ほか▽世界へ羽ばたく音楽家たちVol・8三浦謙司ピアノ・リサイタル=5月23日午後3時、しいきアルゲリッチハウス・サロン、三浦謙司(2019年ロン=ティボー・クレスパン国際音楽コンクールピアノ第1位受賞)▽世界へ羽ばたく音楽家たちVol・9山縣美季ピアノ・リサイタル=6月5日午後3時、しいきアルゲリッチハウス・サロン、山縣美季(第89回日本音楽コンクールピアノ部門第1位受賞▽世界へ羽ばたく音楽家たちVol・10藤田真央ピアノ・リサイタル=6月22日午後7時、iichiko総合文化センターiichikoグランシアタ、藤田真央(2019年チャイコフスキー国際コンクール第2位受賞など)