一般社団法人日本ドローンサッカー連盟(八塚昌明代表理事)はドローンサッカー公式大会「第1回JDSFカップ」をこのほど、ADEドローンサッカーアリーナで開催した。
今カップは、同アリーナでオープン以来初の公式大会で、国際ルールに則った国内初のドローンサッカー公式大会。また、11月に予定している韓国の大会への派遣チーム選考会(7月ごろ)の前哨戦にもなっている。
ドローンサッカーは、韓国発祥のスポーツ。球状のプラスチックフレームに覆われた専用ドローンボールを使用し、5対5で戦う最新戦略型チームスポーツ。ドローンボールを専用ケージ(幅7㍍、奥行16㍍、高さ5㍍)内のフィールド両サイドの空中に設置したリング状のゴールに入れて、自陣のドローンボールが自陣のフィールドに戻れば得点となる。その得点を競う競技。年齢・性別にかかわらず、また身体に障がいがあっても一緒に楽しめる「バリアフリースポーツ」として注目されている。
今回は、新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から大分県内所属の「オートバックスセブン大分」「OECローリングドローンズ」「大分県立情報科学高校ドローンサッカー同好会」の3チームが出場し、無観客で開催した。
開会式が午後0時40分から専用ケージ内で行われ、八塚代表理事が「日ごろの練習の成果を発揮していただいて、素晴らしい大会になると確信しています。本来は昨年、今大会を開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の関係で延期してきました。本来であれば全国から出場チームを呼んで野球の甲子園のような形で開催したかったのですが、それが叶いません。大分県内の3チームで優勝を目指して下さい」とあいさつ。
続いて優勝カップのお披露目があり、選手を代表してオートバックスセブン大分の主将が「今回の大会に向けて、練習をしてきました。昨年行う予定だった大会が延期となり、悔しい思いをしましたが、今日の大会を中心に世界にドローンサッカーを広められるような大会にしたいです」が意気込みを述べた。
試合は、1セット3分間を2セット先取、5分間のインターバル。3チームが総当たりで戦い、会場には、ドローンが空気を切り裂く音やドローン同士が接触する音が響いた。
結果、オートバックスセブン大分が2勝し、初代王者に輝いた。2位は情報科学高校ドローンサッカー同好会、3位はOECローリングドローンズとなった。