別府市が独自の感染予防対策

 別府市新型コロナウイルス対策本部(本部長・長野恭紘別府市長)は13日、別府市独自の「一段強めの感染予防対策」を発表し、市民や事業者、観光客へ協力を呼びかけた。期間は5月31日まで。
 新型コロナウイルスはそのほとんどが感染力が強いと言われる変異株に置き換わっており、大分県の感染状況は「ステージ3」になっている。別府市内の1日当たりの新規感染者は7~9人と10人以下であるものの、連日、新規感染者が確認されており、直近1週間(6~12日)は62人の感染者が確認され、高止まりの状態が続いている。感染経路が不明な人も多くいて市中感染が危惧されている。12日からは県から飲食店における時短営業の要請も出されており、休業する店もみられる。
 対策は、▽基本的な感染予防の再徹底=手洗い、手指消毒、マスク着用、十分な距離の確保、換気など▽行事・イベント等の開催=中止または延期を▽公共施設等の利用=屋内施設の利用は中止または延期(やむえず大会などを開催する場合は相談を)、屋外施設の利用は必ず感染予防対策を徹底、公園での遠足やスポーツ大会など大人数で昼食をとる場合は、十分な距離を保ち、黙食。また、大会の打ち上げなどは自粛、温泉施設等では、脱衣所などが密になる恐れがあるため、利用については一定の距離を保ちつつ、人数が多い場合は避けるなど対策の徹底ーを呼びかけている。
 長野市長は「コロナを封じ込めるためには、まさに今が正念場であり、これまで以上に市民の皆様1人ひとりの自覚と行動が何よりも重要です。このコロナ禍の中、ご不便をおかけしますが、是非とも一段強めの感染予防対策の取り組みにご理解をご協力をいただき、家庭内、職場内などそれぞれの場面において、感染予防対策を再徹底してほしい」としている。