別府市がGWの入込客の速報値発表

少しずつ観光客は戻りつつあるが、依然厳しいGWとなった
(写真はじゃんけん大会で盛り上がった地獄めぐりの様子)

 別府市は26日、令和3年度のゴールデンウイーク(4月29日~5月5日)の入込調査の速報値を発表した。昨年度は全国に緊急事態宣言が発令され、多くの宿泊施設や観光施設が休業するなどして、大幅に減少。今年度は、九州内を中心に訪れる人もいたが、コロナ禍前の状況にはほど遠い、厳しい状況が続いている。
 観光施設(11施設)の入場客数は10万2962人だった。前年はすべての施設が休業していたため、入場客数は0人だったため比較が出来ないが、一昨年の同期比では71%の減少となった。
 交通機関は、高速道路は別府ICでの乗降車数は7万8500台で、前年同期比168・8%増で、一昨年同期比では45%減。船舶は、降客数2107人で前年同期比701・1%増、一昨年同期比84・5%減で、降車数は990台で前年同期比184・5%増、一昨年同期比79・4%減となっている。大分空港の降客数は9742人で前年同期比1200・7%増だが、一昨年同期比では56・9%減だった。
 宿泊施設(34施設)では、全体で2万4271人で、前年同期比2460・2%増だが、一昨年同期比では53%減とコロナ禍前と比べると半数以下。エリア別では、観海寺・堀田エリアが1万421人、北浜・中央エリア9408人、鉄輪・明礬エリア1508人、その他地区2934人となっており、全てのエリアでコロナ禍前に比べて37~71%下回った。
 昨年に引き続き、外出自粛や帰省の自粛に加え、前半は雨が降るなど、天候にも恵まれない連休となり、観光地にとっては厳しい状況が続いている。