ラグビー男子15人制日本代表が26日から、別府合宿をスタートさせた。練習は非公開で行われている。
日本代表は、6月26日にスコットランドで2021ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの対戦を控えている。ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズは、イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドのトッププレーヤーを集めて4年に一度編成されるドリームチーム。その後、南アフリカへ遠征し、約1カ月半のツアー中、2019年のワールドカップチャンピオンである南アフリカ代表の「スプリングボックス」とテストマッチシリーズなどを行う。大きな国際試合を前にした大切な合宿となる。
27日正午から、リーチ・マイケル主将、田村優選手、ピーター・ラブスカフニ選手、ヘル・ウヴェ選手がオンラインでインタビューに応じた。
リーチ・マイケル主将は「新しい選手も入ってきている。お互いにコミュニケーションを取ることが大切。現在は、自分たちの強みやどういうチームにしたいかにフォーカスしている。昨日は体力テスト、今日はランニングのフィットネスメニューなどをやって、まだまだ強度は低いが、全員が参加する日曜日には強度のある練習になると思う。日本代表というチームは、日本ラグビーを代表しているチーム。その覚悟を持ってやれるように、アタックとディフェンスの切替の早さ、立ち上がる時のスピードで世界1を目指さないといけない。タイトな試合の中でどうやって勝つか、知識をチームに落とし込むことが大事だと思う」と話した。
また、ライオンズ戦については「大きな試合になると思うが、自分たちのやることをやる。特別な試合になる。わずかなチャンスで結果を出すことが自分たちの成長につながると思う。(相手は)集合して初めての試合で、シーズンの疲れもあると思うので、完璧ではなく日本にもチャンスはあると思う」と意気込みを語った。
また、大分県を第2のホームとするキャノンの今シーズンの主将を務めた田村選手は「(ライオンズ戦は)ラグビー選手としては光栄で、すごく楽しみ。日本代表は日本で一番素晴らしいチーム」と話した。
別府での合宿は6月8日までで、その後は静岡でサンウルブズと強化試合を予定している。