（上・下巻）と田代さん
漫画家で別府大学客員教授の田代しんたろうさんが描いた「マンガ・日本武道風土記」（上・下巻）が４月３０日、日本武道館より刊行された。
このマンガは、田代さんが月刊「武道」に平成２８年２月号から連載していたシリーズ。柔道、剣道、弓道、相撲、空手道、合気道、少林寺拳法、なぎなた、銃剣道の９武道の歴史、土地の成り立ちや特色を、実際に訪ねて取材。地元の関係者や施設の学芸員とのやりとりなどをマンガで紹介している。多数の史料をもとに丹念に描いた当時の風景も魅力の一つ。取材に行った土地の鳥瞰図を入れることを心がけたという。１話８㌻の全３話２４㌻で描いており、９武道を２巡したため、上下巻となっている。
本書は、別府大学図書館で閲覧が出来る。また、ベースボールマガジン社が販売しており、１冊１１００円（税込）。アマゾンから購入できる。
田代さんは「土地の特性を知り、色んな武道について学芸員から成り立ちなどを聞けて、楽しかった。なぜ、この土地にこの武道が根付いたかを知ってほしい。また読んだ人に、私が実感したことをマンガを通じて体験してほしい」と話した。