7日から集団接種に向け準備着々と

集団接種に向けて会場設営が進んでいる
接種を担当する看護師も流れを確認するなど説明を受けた

 別府市は7日から、新型コロナウイルスワクチン接種の75歳以上対象の第3次予約を再開すると同時に、集団接種をべっぷアリーナでスタートさせる。
 べっぷアリーナでは、7、8日限定で対面での予約申請のサポートセンターを開設することにしており、接種会場と区切って会場設営が急ピッチで進められている。
 接種会場では、一方通行の動線を作り、接種者が椅子に座って待機しているところに、看護師が注射を打ち、接種者はそのまま椅子に座って副反応などがでないか、経過観察を行う。一度座ると、そのまま接種から観察まで座ったままで行える。体調が悪くなった時のための救護室なども準備され、車椅子なども設置。
 また、4日午前11時、接種を担当する看護師らが現地で接種の流れや防護服、手袋の保管場所などを入念に確認した。効率的な作業について、看護師から意見を聞いた。参加した看護師は「やってみないと分からないが、やるしかない」「少しでも早く、ワクチン接種を行うことに協力していきたい」と話した。
 集団接種の予約をしている市民が、会場の下見に来る姿も見られている。
 第3次の予約枠は、医療機関で行う個別接種が3700人分、集団接種が4千人分の計7700人分。接種可能期間は14日から27日。予約は、コールセンター(電話0120・797・567)、パソコンやスマートフォンでのインターネット、申請サポートセンターの3つ。郵便での予約も受付けているが、郵便の場合は集団接種となり、日時は選べない。1回で2回分の予約を一緒に行う。いずれの方法でも、接種券が必要となる。
 別府市では「全員、必ず接種できるので慌てずに予約をしてほしい」。集団接種を予約した人は、時間通りに接種を行うので、あまり早くから会場に来ると待ち時間が長くなり、密になる可能性もあることから「予約時間に合わせて来てほしい」と呼びかけている。