大分県子ども会育成会連絡協議会長

会員増強し環境整備する

池邉 栄治(いけべ えいじ)さん(65)

 今年5月に農業文化公園で開催された定期総会で、会長に就任した。同時に県青少年団体連絡協議会長、県少年の船団長、県県民会議副会長などにも就任した。
 「全子連は900万人から290万人に会員が減少している。県子連も会員が減少しているので、加盟市町村を増やして会員を増やしたい。県子連に加入していない地域があるので、加入するよう呼びかけていく」と話す。
 平成4年に末広町の子ども会会長、5年4月に別府市子連副会長、21年4月に平松徹夫前会長から市子連会長のバトンを受け取り、県子連の副会長となる。子ども会に関係して30年目の令和3年5月に県子連会長に就任。
 会長就任にあたり「職業人なので二刀流をすることで迷惑をかけられないので、受けて良いか悩んだ。しかし30年の節目でもあり、仕事の仲間に相談すると『やってみれば』と後押しがあった。また妻にも相談したところ、同様に背中を押してくれた。30年間、活動してきましたが、諸先輩や市子連の皆さん、活動を見守ってくれた人に感謝します。また、市子連や仕事などで家を空けることが多く、妻にも感謝しています」と述べた。
 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、イベントが出来ないので県子連の意味や意義が問われている。
 「主人公は子どもたち。いろいろな体験などが出来る施策をして会員を増やしたい。そして県子連の仲間入りをしてもらい、同じ感動を味わってほしい。学校で学べないことを学べる環境の整備をする。これまで、別府市子連会長として別府市でしか出来ないことをしてきたが、これからは大分県でしか出来ないことをしたいし、コロナ対策をして屋外でのイベントをしたい」と話す。
 別府市子連会長として「大分県のスローガンに『大人が変われば、子どもも変わる』というものがあり、今後は育成者の勉強会をしていき、県全体に広げていきたい」と語った。
 好きな言葉は「希望に起き、努力に生き、感謝で眠る」。これからの考えたとき、生かされていると感じている。
 昭和30年生まれ、別府市出身の65歳。早稲田大社会科学部を昭和55年3月卒業と同時に大分みらい信用金庫入社。平成12年に信友ライフ保険に出向。27年、60歳で大分みらい信用金庫を退職。同年付で信友ライフ保険に完全転籍した。
 市内在住で、妻と二人暮らし。長男長女は独立している。