地域交通安全活動推進委員を表彰

公安委員会表彰を受ける髙橋節子さん

 別府警察署は10日午後3時、別府地区地域交通安全活動推進委員に対する感謝状贈呈を行った。
 幸野俊行別府警察署長から退任者1人に公安委員会表彰を伝達、永年勤続(8年2人、6年7人)に別府署長表彰を贈った。
 幸野署長が「別府出身で初めての別府署勤務で、市民のために頑張りたいと思っていますが、コロナ禍で職員も出来ないことが多くあります。今年は2月7日と4月30日に1人ずつが亡くなっています。以後、もう死亡事故は出さないと思い、署員が5月11日から国道10号沿いに立っています。今年一杯、コロナ禍の中での活動に地域のために活動し、1人でも尊い命を失わないように、交通事故が1件でも減るように、警察も頑張りますので、お力のほどお貸し下さい」とあいさつ。
 続いて、記念撮影をした。
 公安委員会表彰を受けた髙橋節子さん(77)=経歴18年=は「本当に良い人ばかりで、推進委員の活動を楽しみにしていました。移動手段がないので、お父さんに乗せてもらっていましたが、お父さんも休んでもらいたいので、今回、退任を決めました」。
 永年表彰を受けた活動歴8年の竹本成子さん(72)は「月1回、交通安全を呼びかけています。元気なうちは、続けて行く」とそれぞれ述べた。
 地域交通安全活動推進委員とは、公安委員会が住民に対する交通安全教育などを行う地域交通安全活動推進委員を要件を満たす者のうちから委嘱する。活動は▽交通安全教育▽高齢者などの通行の安全を確保するための運動の推進▽駐車・道路使用の適正化運動の推進▽自転車通行の適正化運動の推進―など。別府署管内は20人を委嘱している。
 被表彰者は、次のとおり。(敬称略)
 ▽公安委員会表彰=髙橋節子▽警察署長表彰(永年表彰・活動年数8年)=竹本成子、大山定信▽警察署長表彰(永年表彰・活動年数6年)=首藤正喜、中晴政子、池永静雄、江川幸弘、田山譲治、一木祥之、佐藤マサコ