11月末までにワクチン終了見込み

 別府市は18日、21日から65歳以上の人の新型コロナウイルスワクチンの予約を開始するとともに、7月2日からは64歳以下へも接種券を発送し、11月末までに対象となる年齢の希望する人への接種が終了する見込みを示した。
 第5次予約は21日午前9時から、65歳以上の人を対象に実施。これまでと同様に、コールセンター(電話0120・797・567)、インターネット、申請サポートセンター(21、22日)、郵便の4つで行う。郵便の場合は、集団接種のみとなり、医療機関や接種時間は選択できない。いずれの場合も、予約する際には、接種券番号が必要となる。個別接種2千人分、集団接種6千人分。接種は28日から受けられる。
 64歳以下の人については、7月2日に一斉送付を行い、7月19日から基礎疾患のある人、高齢者・児童福祉施設職員、60歳以上の人の予約を予定。50代は8月以降、40代は9月上旬以降、30代は9月下旬以降、29歳以下は10月以降を予定している。
 また、旧山の手中学校に設置するPCR検査検査センターは23日から8月31日まで午前10時から午後7時(受付は午後6時半)に開設することも発表した。抗原検査も同時に行う。
 対象となるのは、市民及び市内に通勤・通学している人で感染に不安を感じている無症状の人。抗原検査は観光客も受けることが出来る。発熱などの症状がある人は医療機関を受診を。
 1日の検査量は、PCR検査が150件、抗原検査は400件。予約は必要なく、検査は無料。抗原検査で陽性となった人は、PCR検査を受けてもらい、さらに陽性となった場合は、保健所の指示に従ってもらう。PCR検査で陽性が確認された場合も、保健所の指示に従ってもらう。陰性の場合は連絡はしない。
 検査結果は、PCRは午後3時までの受付分は当日、それ以後は翌日に。抗原検査は30分ほどで結果が分かる。PCR検査を希望する人は、検査1時間前から食事、30分前から歯磨きや喫煙、水分摂取を避けること。
 検査で陰性となっても、完全に感染を否定するものではないため、引き続き、十分な感染予防を行うことが必要。さらに、検査時点で陰性でも翌日や数日たって発症して陽性となるケースもあるため、陰性の証明書の発行はしない。