RI第2720地区大分第3GがIM

IMで硯川昭一ガバナーが講話
大分第3グループのインターシティーミーティング

 別府市内4ロータリークラブ(RC)と日出、湯布院を含む6RCで組織するRI第2720地区大分第3グループ(代表・臼杵徳二ガバナー補佐)は19日午後3時から、ホテル&リゾーツ別府湾で今年度インターシティーミーティング(IM)を開催、6RCの会長幹事はじめホストクラブの日出RC会員ら総勢30人が出席、各クラブ会員はZOOMで参加した。
 IMは都市、地区内RCが手がける奉仕諸活動やクラブ運営方針の報告や課題に焦点を当て、活動状況や運営実績を報告、奉仕の実効性を高めるために年1回、開催している。
 今年はコロナ禍にあってRI第2720地区は中止や延期があい次いだ。大分第3グループはガバナー公式訪問例会やIMを一部ズームで公開するなどして地区内公式行事をいずれも実施して評価を得た。
 IMは、地区ガバナーの硯川昭一氏、元ガバナーの高山泰四郎氏、次年度ガバナー補佐の藤本修司氏らが立会。
 第一部は開会セレモニーのあと臼杵G補佐が開会あいさつ。硯川ガバナーは「熊本大地震復興途上、ロータリー年度当初から豪雨災害を受け、なかでも八代、球磨地方は壊滅的な打撃。現在も復興復旧に大幅な力を要している。今年百年を迎えた東京RCは関東大震災直後、諸外国のRCから支援を受け立ち直った。ロータリーの国際友情に支えられ東京復興の足がかりを得ている。当地区も経験した。この災害直後深刻な新型コロナウイルスの感染拡大で諸行事も中止や延期がくり返された。ガバナー公式訪問は去年7月28日の大分第3グループが皮切り。ギリギリの選択で開催決定、地区ガバナーとして最高の思い出となった。
 熊本は豪雨災害、コロナ禍での復興を目的に、自主制作映画『うつくしいひと』を上映。監督、キャスト、スタッフのほとんどを熊本県人や熊本にゆかりのある人達を起用した地方創生の目玉作品。熊本の素晴らしさをもって復興への物心両面の支援につなげ、上映拡大しているところ。当時この第3グループをはじめ、各地からお寄せ頂いたロータリーの友情は、該当するロータリアン一同、深く心に刻まれているところ。改めて感謝申し上げ、このIMの開催成果に期待します」とあいさつ。
 今回のIMテーマは「青少年奉仕活動としての“子ども食堂・キッチンカー”」。日出で児童家庭支援センター「ゆずりは」を運営する垣迫弘美センター長が、子どもの貧困についてその実態を報告、子ども食堂の運営について支援を求めた。
 第二部は日出RC加賀山茂会長をリーダーにディスカッションを展開。参加各RCから「子ども食堂」の開催支援や、青少年奉仕の活動実績が次々に報告され、「教育現場の小学校での対応充実に期待したい」「相対的貧困について『先進国』日本の実態、地域を詳細に調べなおし、キメ細かな対応をしたい」「キッチンカーのグループ共同運用」などの提案があり、研究課題を精査して取り組む旨申し合わせた。このあと高山PGらが感想を寄せ、RCが進める「青少年奉仕」の価値観を改めて共有し、秋吉尚康日出RC幹事の閉会あいさつで幕を閉じた。