社会福祉法人の職員らにワクチン

市内の社会福祉法人の職員らが一緒に職域接種を行った

 新型コロナウイルスのワクチン接種における職域接種が県内でも始まった。別府市堀田の社会福祉法人一燈園(神徳博宗理事長)は、他の社会福祉法人にも声をかけ、22日から、本格的な接種をスタートさせた。7日間で職員やその家族など1200人の接種を行う予定で、この日は約140人が接種した。
 敷地内にある、地域交流ホームを会場にして、入口で消毒と検温をして、3つのブースを設置して書類の確認が出来た人から順番に看護師が次々と接種。同じ会場で待機をしてもらい、経過観察を行った。前日の21日には、接種の流れを確認するため、約50人が実際に接種を受けた。
 特別養護老人ホームに勤務する20代の女性は「とてもありがたいと思う。利用者にうつす可能性が少しでも減って、安心できる」と話した。
 神徳理事長は「施設では消毒などしっかりして、入所者は外に出ないので、ウイルスを持ち込むとしたら職員。早く,職員の接種をしてほしいと思っていた。職員の安全安心抜きには、入所者の安全安心は考えられない。1つの法人だけではなく、みんなでやることで職域接種も出来る。こういう動きが広まれば良いと思う」と話した。