日出町の糸ケ浜海浜公園で4日午前10時、安全祈願祭が行われた。ひじ町ツーリズム協会の主催で、関係者約20人が参列した。
住吉本宮神社の小石護久宮司が神事を執り行い、ひじ町ツーリズム協会長でもある本田博文町長や池田淳子町議会議長、三浦正臣県議会副議長らが玉串を奉てんして、シーズン中の安全を祈願した。
糸ケ浜海浜公園は、遠浅で毎年、多くの家族連れなどが訪れて賑わう他、地元食材が味わえるレストランやボードに乗って楽しむマリンスポーツのSUP(サップ)も体験できる。
また、公園内では、パークゴルフ場やキャンプ場、野球場があり、幅広い利用がされており、宿泊ができるログキャビンにはエアコンが設置されることになっている。エアコンを設置することで、通年、利用する人が増えるのではと期待されている。エアコンの利用は9月頃になる見通し。
安全祈願後、本田町長は「新型コロナウイルスも町内では6月7日以降、新たな感染者は確認されておらず、ワクチン接種が順調に進めば、人の動きも多くなると思う。糸ケ浜には、例年4万人ほどが訪れており、今年も水質は最もきれいな『AA』。皆さんに安全に楽しんでもらえるように祈念しています」とあいさつをした。
海岸では朝から多くの親子連れが訪れており、一緒に水生生物を探したり、海水に浸かって暑さを忘れて楽しむ姿が見られた。