別府市は10日午後1時、第7回の「防災まちあるき」を市内で実施した。約40人が参加。
別府市内には、留学生をはじめ多くの外国の人が暮らしている。言葉が分からないために避難所で避難生活がおくりにくかったり、情報が取りにくいことも考えられる。日頃から市民と一緒に防災訓練を行うことで、助け合うことが出来ることから、これまでも一般社団法人別府市産業連携・協働プラットフォームBーbizLINKのBIP事業部と連携して取り組んできた。
午後1時にJR別府駅東口に集合。3人程度の班に分かれて、それぞれ別府市役所を目指して歩いた。途中、避難場所を示す看板や海抜表示などをチェック。いざという時はどの当たりまで逃げればよいか、一番近い避難所はどこかを調べた。
また、渡された紙には災害時に無料になる自動販売機を探して写真を撮るなどの司令も書かれていて、参加者は楽しみながら防災について考えた。
市役所についたあとは、まち歩きで感じた問題点やそれを踏まえて。今後どのような行動が必要かについて意見交換をした。「雨が降ると、歩道が滑りやすい」「坂道が多い」などの意見が出た。別府に来て2年になるというカインさん(34)=ベトナム出身=は「初めて参加しましたが、役立つころが沢山あって、興味深かった。避難所の看板は日本語だけだと私たちには難しいが、英語表記もあり、助かる」と話した。