APUで2年ぶりに多文化週間を開催

ゲームを通じてタイの文化や言語を楽しみながら学んだ

 立命館アジア太平洋大学(APU)の特色の1つである「マルチカルチュラル・ウィーク(多文化週間)」が2年ぶりに開催されている。
 1年を通じて、様々な国の学生が、自国の伝統や文化を紹介する、多国籍な学生が集うAPUならではの行事の1つで、通常は一般の人にも開放している。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、不特定多数の大人数が集まるイベントが出来ず、学生もオンライン授業が長く続いたことなどもあり、対面でのマルチカルチュラル・ウィークは中止していた。
 今回行われているのは、「タイウィーク」。感染症対策をしっかりした上で、対面での参加者は学生のみで事前予約制をとっている。キャンパス内にある噴水前には、タイをイメージした飾りつけをしている。
 オンラインでもタイクッキングショーなどを配信。毎回、人気の高い最終日の16日に行う「グランドフィナーレ」は、無観客でライブ配信を予定している。企画はすべて学生が考えて行っている。
 13日午後2時20分頃、タイファンルームを実施。ゲームを通じて、タイ語や文化を知ってもらうイベント。タイ出身の学生は、地元の学校で着ていた制服を着用。参加者がコマとなって進むスゴロクでは、「クエスト」に止まると、タイ語を書いたり、タイ語で早口言葉を言ったり、ダンスを踊るなどしなければならず、盛り上がった。ゴールした人には、タイの駄菓子をプレゼント。
 17、18日には、今年度初めての対面でのミニオープンキャンパスを予定している他、31日には、中学・高校の教員を対象として、「キャンパス見学会」を初めてオンラインで開催するなどの行事が予定されている。
 コロナ禍で学生にとってもまだまだ厳しい状況は続いているが、少しずつ“日常”が戻りつつある。