日出総合高校農業経営科から別府西中学校へ

旧浜脇と山の手中学校の卒業生が種から育てた花を統合校である別府西中学校にプレゼントした

 大分県立日出総合高校(長岡幸次郎校長)は13日午後1時過ぎ、別府市立別府西中学校(杉原勉校長)を訪れ、農業経営科の生徒が育てた花のプランター10個を開校祝いとして寄贈した。
 別府西中学校が竣工した際、長岡校長らが見学に訪れて日出総合高校にも旧浜脇中学校と旧山の手中学校の卒業生がいることやキレイな校舎に機会があれば、生徒が育てた花をプレゼントしたいとの話が持ち上がり、高校説明会で杉原校長が再会した時に具体的に話が決まったという。
 農業経営科では、種から花を育てており、地域にも提供するなどしている。この日は、ニチニチソウやケイトウ、マリーゴールドなど7種類の花を持って来た。
 2年生で旧浜脇中学校を卒業した髙橋凌哉さん(16)と尾籠藍さん(同)、旧山の手中学校を卒業した工藤優斗さん(同)、甲斐大路郎さん(同)が出席。手塩にかけてキレイに咲かせた花を贈った。工藤さんが「令和2年3月に山の手中学校を卒業しました。今年4月に浜脇と山の手が統合して、新しい学校が出来ました。ささやかですが、実習で種から育てた花を持ってきました。新しい校舎に飾って下さい」とあいさつ。甲斐さんが花の説明をした。
 別府西中学校からは、2人いる生徒会長のうち江藤乃愛会長(14)が「新しく開校した学校で、不安もありましたが楽しく過ごせています。これから夏休みに入るので、枯らさないか心配ですが、水やりをして長くキレイに咲かせたい」とお礼を述べた。また、杉原校長も「ちょうど花のない時期に、こんなにキレイな花をいただき、ありがとうございます。枯れないように、生徒と一緒になって大切に育てたい」と話した。